スパークプラグの意外な落とし穴。
念のため、外したプラグをプラグキャップに
取り付けてアースを取ってセルを回すと
火花は飛びます。
一見するときちんと点火している。
これならば点火は「問題ない」。
そう判断する人もいるかもしれません。
しかし、今回点火したのは「大気状態」です。
エンジンの中は「圧縮された混合気」、
コンプレッションゲージでの測定はおよそ「7.0㎏f/cm2」(0.7Mpa弱)。
大気状態で点火したとしても、およそ7倍の圧力下で同様に点火するとは限りません。
そんな時は新品のプラグと見比べてみると火花が弱いものです。
「外したプラグが点火するかどうか」の点検方法は
「完全に死んだ」プラグの判断はできますが、「劣化した」プラグの
正確な良否判定はできないものです。
ジャイロキャノピー エンジン始動不能の故障診断。
先日引き上げたジャイロキャノピーの
故障診断を行いました。
症状は
「走行中、プラグかかぶるように失速、
その後エンジンがかからない。」
と言うもの。
エンジンの三要素、「燃料・圧縮・点火」を確認していきます。
燃料と圧縮圧力は問題なし、
スパークプラグを外してみると、、、。
即、スペアプラグに交換。
一発でエンジンが生き返りました。
ジャイロキャノピー リアサス交換。
併せてリアサスも交換します。
ジャイロキャノピー スイングユニットのオーバーホール②
ジャイロキャノピーから取り外した
スイングユニットのブッシュを交換しました。
ブッシュがケースに圧入されているため、
交換時にケースに負担がかからないよう、
一手間かけてケースを暖めてから作業します。
加熱する際も、歪みが出ないように、極弱火で暖めます。