スクーター修理(クレアスクーピー編②)
先日メンテナンスをしたスクーターの再入庫です。
今回は、前回の作業時にチェックしていた「お勧め項目」の作業です。
オーナーさんは、通勤などでほぼ毎日このスクーターを使用しているので、
お預かりと作業ができるのは「職場に置いてある昼の時間帯」となります。
そのため、前回のお預かりした際に、
「次回の作業で必要になるパーツ」をチェックしておきました。
今回交換するのは「駆動系」と呼ばれる動力伝達装置です。
自転車自転車に例えると、「チェーンとギヤ」と部分です。
スクーターは「チェーン」ではなく
「ベルト」でエンジンの力をタイヤに伝えます。
このベルトは消耗品のため、定期的に交換が必要になります。
交換せずに乗り続けると最終的には切れてしまい、走行不能となります。
もし、大きな幹線道路を走行中にいきなり切れたりしたら、
大きな事故につながります。
「駆動系」ではベルトのほかにも、樹脂やゴム製のパーツ類があります。
これらの部品も定期的に交換が必要なので、今回は全て交換しました。
駆動系のケースです。
左側がエンジンの軸、右側がタイヤの軸となります。
袋の中は今回交換する部品です。
各部を分解した状態です。
「クラッチ」です。
左が新品、右が車両から外したものです。
このパーツが消耗すると、スムーズなスタートができなくなります。
クラッチの組み付け中のスナップ。
組み付け後の画像は・・・残念ながら取り忘れてしまいました。
今回はエンジンオイルも交換です。
エンジンに合わせて、柔らかめのオイルをチョイスしました。
ちょっと贅沢に「Mobil-1」を入れました。
試乗したところ、非常に滑らかに吹けあがります。
納車後「最高速度が5km/hも伸びた。スゴイ!!」
とオーナーさんに喜んでいただきました。
定期的な消耗品の交換、これだけでバイクは蘇ります。
メンテナンスは大切です。
各種メンテナンス、修理、承ります。